「はぁ……崎山は…」

怒らせたかな?

「ごめん……」

「じゃあ帰りに薬局行こうか、私も買いたいものがあるし」

「い、いいのか?」

「仕方ないなぁ(笑)部活終わったら門で待ってるから」

「わかった……じゃあ戻る、ありがとう」

亮太は軽く走ってグランドに戻って行った

あんな怪我なら走れないと思うんだけどなぁ



部活が終わり亮太は明日香と帰っていった

「亮太、またあの子だ」

「海斗、付き合ってんの?亮太は」

「いや、仲はいいけど、寄るとこあるって言ってたけどな」



「歩ける?」

「うん、大丈夫」

ドラッグストアに到着した

これと、これと

明日香はかごにどんどん入れていく

「こんなものかな」

レジに持っていく

「俺が出す」

「私のもあるからいいよ」

「でも、俺のもだし」

「じゃあ、大会終わったらご飯奢って」

「……わかった」

店を出るとついてきてと言われた

亮太は黙ってついていくと1軒の家へ

「私ん家、どうぞ」

「えっ、えっ、?」

ただいまぁーと入っていく

「お帰り、あらお客さん?」

亮太は慌てて頭をさげた

「お、お邪魔します」

「お母さん、怪我人だからちょっと見てよ」

「そう、入って、こっちよ」

リビングに通された

座ると足を伸ばせるように台を持ってきてくれた

「テーピング外すわね」

「すみません」

トントントンと明日香が着替えて階段を降りてきた