周りからは拍手がおきていた

海斗は菜々美をしっかり抱きしめた

「なんとか勝てた(笑)」

菜々美の頭をなでる



「おーい、リア充〜まだ決勝が残ってるんですけどー」

「あっ!」

2人は離れた


「そうだ、準決勝だったんだ」

「女子バレーもまだあるんだよ、行くよ」

「はーい」

「終わったらまた応援にきてな、菜々美」

「うん!」

女子達は体育館に向かった

菜々美はベンチで応援していた

女子バレーも勝ち優勝した

やっぱり私はベンチでよかったのかも

菜々美は拍手でみんなをねぎらった

「明日香、かっこよかったよ、さすがバレー部のエース」

明日香とも両手をパチンと合わせた

表彰式が終わるとグランドに行った

「あれ?海斗くんがキーパーしてる」

「守りに入ったね0点で押さえる作戦だね、さっきの試合でもそうとう体力使ってるからね」

そうなのか、明日香に言われないとさっぱりわかんないや

「となると崎山が点を取るのか」

亮太はハットトリックを決めて優勝した


「あー、きつっ!
部活よりキチィよ、ハァハァ」

終わった後はグランドに寝転がっていた

明日香が顔を覗き込んだ

「おつかれさん(笑)」

「キツイよ(笑)女子バレーは?」

明日香はピースサインをした

「おー」

亮太もピースで返した

「なぁ、あいつら仲直りしたかなぁ」

「大丈夫だよ、ハグしてたじゃん」

「あー、よかったー(笑)」

亮太は無邪気に笑っていた

よっぽど嬉しかったようだ