耐えることなのかな？

｢同じクラスだから元気そうなのはわかるから｣

｢熟年夫婦じゃないんだからさ、もっとラブラブ感とかないの？｣

｢ラブラブ感？｣

｢そう、教室でもイチャイチャしてもいいんだよ｣

｢無理無理｣

両手を振る

｢まあ、菜々美が忙しいのはわかるよ｣

明日香がかばってくれた


琴ちゃんの喘息で休んだ時に美咲と朝香には母親がいなくて、家事をしてる事を明日香が話してくれたみたいで3人と崎山くんはわかってくれているのだ


｢でも美咲の言う通り、土日は部活は5時までで、菜々美ん家は歩いていける距離でしょ？
30分でも話す事はできることない？｣

｢そうよ、菜々美からも言ってもいいと思うよ、彼女だし｣



彼女だけど永井さんみたいになりたくないんだよね

会いだしたら来てって言いそうになったらどうしようって不安になる

自分から永井さんの事を海斗くんに聞いたくせに……



｢前に2人で遊んだのはいつよ｣

｢……打ち上げの……｣

｢秋じゃん｣

｢朝香、声がでかい｣



明日香が朝香の口をふさいだ



｢今、春だよ、冬を飛び越しちゃったの？｣


｢そうみたい(笑)変かな？｣

｢変！昼休みとか2人で過ごしなよー｣

｢いや、それは…邪魔にはなりたくないからいい｣

昼休みには何人かで外で遊んでいるのだ

それは無理だ


私……飽きられてるのかな？