「1組か」

生徒玄関前のクラス表をみながら呟くと、

「おっはよう!相田くん」

あっ、この声は
振り返ると艶のある黒髪を肩あたりまでおろしている彼女がいた。

「今日から2年生だね。ちゃんと先輩らしくしないとね!」