お前はオレのモノ

『じゃ,お前は今日からオレのモノね』

そうその男子が言ってきて。

アタシ。

猛反対!!!

『なんでそうなるの!!名前も知らないんだけど!!』

そう言って。

少し男子のほうを向いてにらむと。

その男子が。

ゆっくり口を開く。

『俺の名前は西園寺蓮。レンでイイ』

……西園寺??

西園寺って…ここの高校の…!!??

『アンタって西園寺グループの息子!!??』

そう叫ぶと。

『そうだけど』

そう。

・・
レンが言って。

失神しそうになった。




でも。

レンは続ける。

『俺の秘密を知られただろ…??俺が宇宙人だってことを』

……それは見ちゃっただけだって!!

『それに食料なくて困ってたんだよなぁ~♪』

……ちょっと!アタシ食べられるの!!

『ちょっとレン!!アタシを噛み砕いて食べる気!!??』

そう聞くとレンは。

変なコトを口にしたー……。

『噛み砕きはしないよ』

…え??

『俺たちレイフォン星の奴らの食事は変わってて』

…変わって…て??

『王子が決めた紋章の持ち主の…なんつーか』

…なんつーか!!??

『男に感じてるのを吸い取るのが食事なんだよね~♪』

…背中に寒気を感じたけど。

レンに聞いてみた。

『もしかしてレンって王子??』

『もしかして紋章をアタシにつける気じゃ……??』

そしたら。

『あたりッ!!今つけたげる』

そう言って。



軽くレンがおでこに触れた。




その時。

ピカーーーーーッッ!!

おでこがすごい光を放って。

『ひゃ…』

そう声をあげたとき。

ふッ。

体の力が抜けて。

視界が閉じたー……。