そこから色々あり、いろんな友達に説得されて、10月、私は告白した。

「好きです。付き合ってください。」

「ありがとう。でも、ごめん。」

「今まで通りの関係でいようね。」

「ああ。」

フラれちゃって悲しかったけど、きっと海人くんのことだから、今まで通りにしてくれる。

そう思ってた…

でもね、現実は違った。

告白した翌日、学校に行くと、周りの人が私を見てる。

「お前、海人に告ったんだって?」

「海人が言ってたよ‪w」

なんで?

私は海人くんを信じてきたのに。

そんな気持ちが溢れてきた。

「赤木がさなの悪口言ってたよ。」

雪の一言に凍る私。

悪口?

なんでそんなこと言われなきゃいけないの?

その日から海人くんとは話さなくなった。

他の人とも話せなくなっていった。

だって、怖いから。

裏切られることが、怖いから。

恋することが、怖いから。

雪はそれでもずっと私の隣にいてくれて、嬉しかった。

それと同時に、クラス替えに向けての恐怖も強くなっていった。

今のクラスで話せるのは雪だけ。

そんな私が雪と違うクラスになったら?

私には話せる人なんていない。

部活の友達にも、告白したことはバレてて、話すことが怖かった。

後悔してる。

なんで告白しちゃったんだろう。

あんなことしなければ、私の人生は狂ってなかった。

毎日そう思ってた。遂にクラス替えの時がやってきた。