ヤンキーとお姫様


家に向かう途中

姫香が前に歩いてるのが外灯の灯りで見えた



「姫香…姫香…

姫香!」



イヤホンしてんのかな?


姫香を追い越した


姫香がオレを避けた



「オイ!無視すんなよ!
この前、チョコありがと」



姫香のチョコもまだ食べてなかった



「話しかけないで!」







「学校じゃないし
もぉ暗いからいいじゃん!
誰も見てないよ」



「あの人に許可取ったの?
一輝も言ったじゃん
私が椎那さんと付き合ってる時
部屋に来るなとか、許可取って来いとか…」



「オレは付き合ってるわけじゃないし…」



「さっき楽しそうに話してたくせに!
手、繋いでたし…」



「見てたの?」



「見えたの!
受験日間近なのに余裕だね」



「そんな…」



姫香

なんで

そんなこと言うの?



「今日、返事したの?」



「姫香に関係ないだろ」



「…」



怒った?



「返事、したよ…」



「…私、関係ないんでしょ!」



ちょうど家に着いて

姫香はそのまま家に入った