ヤンキーとお姫様


外に出たら耳鳴りがした



「はー…今回も来てよかった」



姫香が満足そうに言った



「うん…よかったね…」



姫香、来れてよかったね



「一輝が着いて来てくれてよかった」



姫香

そんなこと

言うの?



「ホントに…
オマエ、ボケッとしてるから
ナンパされてたし!
ひとりだったら
どぉなってたか…」



「うん、ありがとう」



「次はひとりで行くなよ!
ちゃんと椎那誘って…」



「一輝がいい
一輝と一緒に行きたい」



オレがあの時
断わらなければよかった話だよな



「仕方ない
保護者として行ってやるか…」



空に出てた月に向かって言った



「ありがと!」



横を見たら

月より綺麗な姫香がいた



ドキン…



ごめん…

胸、変な音する



「夏休みも、あと1週間で終わるな」



話題を変えた



「うん
やっと始まるね!」



「姫香、嫌じゃないの?学校」



「勉強は嫌だけど
また毎日瑞樹に会えるもん!
夏休みなかなか会えなかったから…」



ズキン…



そっか…



夏休みが終わってほしくないオレ

早く新学期が始まってほしい姫香



瑞樹

その名前が姫香から出ると

ヤダな…



今日は特に