連絡が途絶えてから時間の感覚があやふやで。まるで何ヶ月も前のことみたいに思えた。

仕事中はまだよかった。夜、ベッドに横になって眠ろうとすると勝手に涙が流れる。殺したココロがボロボロと崩れて削られてく。

日々は。ただのルーティンになった。郁子さんや社長と笑い合ってても嬉しいや楽しいを感じない。息をしてるから生きてるだけ。

カナシイも。
クルシイも。
ツライも。

細胞から痛覚がなくなったみたいに。





そして実際には連絡が途切れた翌週の、ある朝。・・・気が付いた。間違いなくクリニックは暗かったのに駐車場に車が停まってた。

違和感を覚えた。引き寄せられるように足が動いた。