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「ナカジョーやっほーっ、雑用?」
「雑用じゃなくて日直です〜」
「雑用じゃん(笑)」
「なかじょ〜っ、今日アタシの家来る?」
「ごめーん、今日はそういう気分じゃねーわ」
現在、昼休み。
国語準備室へノートを取りに行き、その帰りの廊下ですれ違う女子たちに話しかけられる中条くん。
一方、私はというと、怯えながら彼の後ろをついていくようにして歩く。
「遠坂さんなんで後ろ歩いてんの?隣来なよ」
「い、いや…遠慮しとく」
「え〜なんで?」
中条くんが廊下を歩いているだけでナイスバディな女の子たちが寄ってくるので正直隣を歩きたくありません……だなんて、言えないしなぁ。
「相変わらず中条くん女の子の友達多いね」
派手な女の子がほとんどだったけれど。
「仲良いけど、ほとんどの子は気持ちよくなりたくてオレのとこ寄ってきてるだけだよ。体関係で繋がってる的な?」
「へー…ソウナンダ」
なんだかとんでもないことを聞いてしまった気がする。
何も言わなければよかった…と後悔していた時───。
「あ、遠坂さん」
「っ…!な、七瀬くんっ!!」
向こう側からやって来る七瀬くんが声をかけてきてくれた。


