《今日、お昼ごはん一緒に食べましょう》


七瀬くんと付き合って1週間。

4時間目が終わった頃に『七瀬くん』と表示されたメッセージが送られてきた。

相変わらず絵文字を使わない彼。

絵文字を打つのが面倒なのか…と思いながら《どこで食べますか?》と送信。

するとすぐに既読がつき、《屋上》と返ってきた。


「絢ちゃん、ごめん。今日七瀬くんとお昼食べるね」

「おー、いってらっしゃい。イチャイチャしすぎて5時間目遅れちゃだめよ」

「そ、そんなことにはならないよっ!!」


あたふたしながら一歩後ずさると、トンッと、後ろにいる誰かとぶつかってしまう。


「わっ…!ごめんっ!」

「大丈夫だよ〜」


振り返ると、ニコニコと笑顔の中条くんが立っていた。


そういえば、中条くんにはお世話になったなぁ…。

マフィンを渡すきっかけを作ってくれたり、七瀬くんと付き合うことにぐずぐずしていた所を中条くんがはっきりと思ったことを言ってくれたり…。

七瀬くんがヤキモチを妬き出したのって、中条くんと話すようになったくらいの頃だったっけ。