「智、あ~ん」

 俺の膝の前に座ったモエがプリンを食べさせてくれる。

「ん。うまい。モエもあ~ん。」

 イチャイチャしながらプリンを食べあう。

「智ぉ、会いたかった。」

 モエが俺に抱きつき、顔をぐりぐり押し付けてくる。モエの甘い匂いがする。柔らかい胸が当たる。モエがまたキスをしてきた。口の中にプリンが入ってきた。生暖かくなったプリンに嫌悪感を感じた。

「智ぉ?どうしたの?今日調子悪いの?」

 いつになくその気にならない俺をモエがとうとう不思議に感じるようになった。どうしたなんて俺が知りたいくらいだ。その気でモエの家に来たのに。

「アハハ。調子悪くないよ。ただ、かわいいモエとたまにはゆっくりするのもいいかなって思って。」
「ふ~ん。おかしい智。私はシたかったのにぃ。」

 モエが甘えるように言いながら俺のソコを触るけど、まったく反応はなかった。

「まあ、いっかぁ。たまにはそういう日もいいよね。その代わりいっぱいキスしてぇ。」
「うん、わかった。」
「大好き、智」
「うん、モエかわいい。」

 モエが抱きついてきたので、ぎゅっと抱き締めかえした。