【ご報告】今回の炎上の件について。

画面に映ったのばらに、頬を緩ませたのもつかの間に、あらかじめ作成しておいたメッセージを送る。

ーのばらちゃん、今日も天使だね。待ってたよ。ー

同時に沢山のコメントが画面上に流れて、あやのメッセージは自身の目にも追えない早さで流されていった。

それでも気にもとめず、いつもと違うリップの色に目を奪われ画面に釘つけになっていた。

慌てて机の上の人形に手を伸ばす。

『唇の色作り直さなきゃ。』

机の上のそれは、のばらを模した人形。暗闇で見ると到底可愛いげなく不気味なものだった。