君の愛が欲しい

晴空がさっきまで送ってくれるって言ってたけどそんなのもうどうでもいい



走ってる間にごちゃごちゃな思考がクリアになってることを願いながら走る



...



ハァハァ
流石に家までダッシュはキツかった


汗ふきシートと清涼スプレーを駆使して汗の匂いを消して部屋へ向かった



別に用事がるあるって言っても時間指定されてはいなかった


でもいつも帰る時間より明らかに遅い



コンコン
「奈桜です。失礼します。」



「遅れてすみません」

「いや、時間は決めていなかったから別に大丈夫だ
いつもより遅かったが何かあったのか?」


いつもなら要件だけ言ってすぐ部屋から出させるのに今日は違った
質問が多い


「実は学校の友人が体調不良でキツそうでしたから少し看病をしていたらこんな時間になってしまいました」


咄嗟に思いついた嘘をつく