家族のことを、さんざん言っていたけど帰れる場所だったんだ・・・。



学校にも、ちゃんと自分の机があった。



初めて、気がついた。



自分がどんなに無力かを。


どんなに甘えていたのかを。



なんで、人はこんなにいるのに立ち止まってくれないんだろう。



僕の声は、どこに届くんだろう。



人目なんて、気にならなかった。



歌っている時、あんなに恥ずかしかったのに、泣く時は、恥ずかしくなかった。