母から、聞いたのだろう。







それ以外、何も言わずに風呂に向かった。







「そう、言っとけばいいさ!!いつか必ず
俺は、立ってやる!!ステージの真ん中に
!!」







父は、振り返らなかったし何も言わなかっ
た。






この時、父が無理やり止めていたらやめて
いたと思う。






だから・・・、あの時の父の言葉が精一杯
の応援の言葉だと思うんだ。






僕に似て、素直じゃないから・・・。







父が、買ってくれたギターを肩にかけ卒業
したその日の夜ー。







僕は、夢を掴むため家を出た。






そう、父の命が少ないなんて知らずにー。