「光成と一緒にいたいかな」
『俺もそう言おうと思ってたのに、』
「え?」
『ずっと芽衣の傍で、最期まで一緒にいるって答えようと思ってた』
「ふふ、似たもの同士だね」
『そうだね』

朝のまどろみが再び私を襲う。
あんなに沢山寝たはずなのに、春眠暁を覚えずというのは本当みたいだ。
でも、さっきまでぽやぽやしていた彼はすっかり目が開いている。

『ねぇ、眠そう』
「また眠くなってきた」
『今日暇?』
「毎日暇だよ」