もしも願いが叶うのならば、私は君の光になりたい

「なんてことをしたの、私!」

天沢に全てを打ち明けてしまった、翌日の朝。

私は盛大に頭を抱えていた。


──君はすごく優しいね。


彼は私を励まそうと色々声をかけてくれた。

のだが…。

彼は我が校のアイドル。

私のような凡人にも優しくするのがモットーなのかもしれないが、きっとそれで自己満足して終わるタイプだろう。



洗脳されて、馬鹿みたい。

結局いつの間にか家の部屋にいるし、朝が来てしまっている。



また1日が始まってしまった。



「雨音ちゃん、起きとる?昨日は体が冷えとったし、風邪ひいてないね?」

「…大丈夫、着替えたら下に行くから」

祖母は少しだけ不安の色を滲ませたものの、朝食の準備のために階段を降りていった。


足音が聞こえなくなったのを確認して、小さくため息を吐く。


昨日はなんて誤魔化したんだろう。

傘を持っていながらもさすことなく外にいる状況なんて、そこそこないのに。


少しの間、昨日のことでぐるぐると頭を悩ませていたものの、そろそろ降りないとまた祖母に声をかけられてしまう。

意を決して立ち上がった。



制服に着替えようとした時、机の上に常備してあるカレンダーに視線が向かう。

「…今日、土曜日じゃん」

私は大きくため息を吐いた。