もしも願いが叶うのならば、私は君の光になりたい

「もう…疲れた」

天沢に対して初めて本音を吐いた。

掠れていて醜くて…聴き慣れた私に似合う声。

蔑まれて、拒まれて、馬鹿にされて、笑われて…大っ嫌いになった。

声だけじゃない。自分の全てを。



そんな私を拒絶しないでくれるのは七菜香だけだって…そう思っていた。

天沢だって、私みたいな出来損ないにいつまでも構っていられない。

彼は一時的な感情で、私を助けたいと錯覚しているだけなのだから。

私が死のうが生きようが、天沢には何の影響もないだろう。


でも、天沢は私の本音を聞いた途端、ほっと息を吐いて肩の力を抜いた。

まるで私が死ぬことを、心から恐れているかのように。

「中に入ろうか。…そばに居ても良い?」

喉に何かが詰まってしまったみたいに何も言えない。

何を言うべきなのかもわからない。



気づけば、彼に促されるままに建物の中に入っていた。