もしも願いが叶うのならば、私は君の光になりたい


せっかく重荷も降りたはずなのに天沢が相変わらず努力家なせいか、彼は寝不足なことが非常に多い。

「ちはる」

私がどきどきしながら大好きな名前を呼んでも、彼は全く微動だにせずに静かな寝息をたてるだけだ。

でも、彼が私の隣を心地よく思ってくれているとしたら、それ以上に嬉しいことはない。

最近は一ヶ月に二、三度こういうことがあるし、疲れているのは心配なので、ここで少しでも彼が休めたら良いと思う。



彼の愛おしい寝顔に充分に癒された後、シャーペンを握った。

ずっと見つめていたい気持ちは山々だ。

だが、もしも天沢が起きたときに勉強が進んでいなかったとしたら、彼は酷く罪悪感を感じることだろう。

ちゃんと一人でもできる、と示さないと。

よし、と喝を入れて脳の動きを再始動させる。

一人じゃない。

天沢は隣にいるから。

頑張ろう、君と明るい未来を歩むために。