何の変哲もない真っ暗なスマホの画面に、水滴がポツポツと落ちていく。

私はただただ呆然と、それを見つめていた。


どこで何を間違ったんだろう。

私が何をしたって言うの。

誰にも迷惑かけないようにひっそり生きてきただけなのに。



初めて人に縋った。

それがいけなかったの?

私なんかが誰かに助けを求めちゃいけなかったの?

私が悪いの?



どうしてこんな思いしなきゃいけないの?

どうして私なの?

どうして幸せになれないの?

どうして助けてくれないの?

どうしていつも最後は独りになるの?

どうして誰も私を見てくれないの?

こんな私は…

どうして生まれてきちゃったの?



もう、嫌だ…。


誰にも愛されない。


私は、いらない。


消えたい。