夜、ベッドに入っても妃里さんの言葉…きっと大丈夫、は私の心を支えた。
今にも不安に押し潰されそうな、壊れかけの心を。
天沢、やっぱり不安だよ。
家に帰って、やっと気づいた。
『ごめんいけない』
句読点も変換も、何もされていないメールが送られていたこと。
待ってる、信じてる、だけど…。
天沢が深く傷ついて、崩れそうになっていたら…どうすればいいの?
わからないよ、私、何もできないじゃない。
ねえ、助けてって言って。
すぐに行くから、お願いだから…。
どこにいるの、今どんな思いでいるの、一緒に背負わせてよ、
ねえ、天沢──
