もしも願いが叶うのならば、私は君の光になりたい

「ありがとう、羽虹。天沢の本音、いつか必ず引き出して見せる!」

「うんうん、その意気だぁー!信じるって決めたなら、どの褒め言葉も心の引き出しにしまっておきなよ。その方が、絶対いいよ」

羽虹はそう言って笑った。

私の頑固な背中を押すのに十分な、勇気と希望に満ちた笑みだった。




もうすぐ、また夜が訪れる。

でも、私の心には鮮烈な光が灯り続けているから、怖くも寂しくもないよ。







焦りはない。

迷いも、苦悩も。


今は、ただそばにいるだけでいいのだから。

君の心に少しずつ溶け込むことができるのならば…

それで十分だ。


君が、そうしてくれたように。