心の声は聞きたくない!

うさまるの言葉に、ふふっと笑ったわたしは目が覚めた。

「おじいちゃん、うさまる……?」

ただの夢とは思えなかった。

今もわたしの手にはっきりと、おじいちゃんの手の温もりが残る。

「これからも見守っててね」

窓から見える空は明るくなり始めた。

うっすら空に残る有明の月に、わたしは手を振った。

今日も光くんと、うさまるに会いに行こう。

ユキちゃんとハカセのことも思いきりぎゅっと抱きしめたいな。

光くんを誘ったらきっと、

「今日も行くのかよ」

って言いつつ、嬉しそうに笑うんだろうな。



END