「へ? 手帳……?」
「あ、えっと……これ」
はるとくんが、男子の情報を書き留めているわたしの手帳を差し出した。
「あっ! 中、見た……?」
「いや、見てないよ!」
慌てたように首をふるはるとくん。
(見たなんて言えねー、こんな気持ち悪い手帳)
「え、ちょっと。はるとくん?」
(まぁ、こいつがいろんなやつに気のあるそぶりしてんのは薄々気づいてたし。関わんねぇ方が身のためだな)
「俺、先生呼んで帰るわ」
はるとくんは冷めた目でそう言って、わたしが止める間もなく病室を出ていってしまった。
どういうこと?
はるとくんに手帳を見られた。
気持ち悪い手帳だなんて、ひどい。
あーあ、いいとこまで仲良くなってたのに。
でも、他にターゲットはたくさんいるし。
……って何でわたし、はるとくんの心の声が聞こえてるの!?
「あ、えっと……これ」
はるとくんが、男子の情報を書き留めているわたしの手帳を差し出した。
「あっ! 中、見た……?」
「いや、見てないよ!」
慌てたように首をふるはるとくん。
(見たなんて言えねー、こんな気持ち悪い手帳)
「え、ちょっと。はるとくん?」
(まぁ、こいつがいろんなやつに気のあるそぶりしてんのは薄々気づいてたし。関わんねぇ方が身のためだな)
「俺、先生呼んで帰るわ」
はるとくんは冷めた目でそう言って、わたしが止める間もなく病室を出ていってしまった。
どういうこと?
はるとくんに手帳を見られた。
気持ち悪い手帳だなんて、ひどい。
あーあ、いいとこまで仲良くなってたのに。
でも、他にターゲットはたくさんいるし。
……って何でわたし、はるとくんの心の声が聞こえてるの!?

