放課後のウサギ小屋の掃除を始めて数日が経った。
葉山くんとは教室では話はしない。
話しかけづらいし、何を話したらいいのかも分からないから。
ウサギ小屋に現地集合、現地解散。
同じクラスなのに、ちょっと変。
今日は土曜日で学校は休みだけど、12時にウサギ
小屋で集合。
「おつかれさま」
「おう」
先にウサギ小屋に着いて掃除を始めていた葉山くんに短く挨拶をする。
(澪、おそいよー)
ほら穴からウサギたちが一瞬顔を出した。
相変わらず、葉山くんには懐かなくてほら穴に逃げてしまう。
(怖がらせてごめんな、すぐ終わらすからな)
葉山くんはいつもウサギたちに心の中で謝ってる。
そしてエサをトレーに並べると、葉山くんはウサギたちの視界になるべく入らないように小屋の隅にしゃがんで見守る。
わたしだけが知ってる優しい葉山くん。
ちょっぴり特別な気がして。
みんなには秘密にしておきたい気がしてる。
葉山くんとは教室では話はしない。
話しかけづらいし、何を話したらいいのかも分からないから。
ウサギ小屋に現地集合、現地解散。
同じクラスなのに、ちょっと変。
今日は土曜日で学校は休みだけど、12時にウサギ
小屋で集合。
「おつかれさま」
「おう」
先にウサギ小屋に着いて掃除を始めていた葉山くんに短く挨拶をする。
(澪、おそいよー)
ほら穴からウサギたちが一瞬顔を出した。
相変わらず、葉山くんには懐かなくてほら穴に逃げてしまう。
(怖がらせてごめんな、すぐ終わらすからな)
葉山くんはいつもウサギたちに心の中で謝ってる。
そしてエサをトレーに並べると、葉山くんはウサギたちの視界になるべく入らないように小屋の隅にしゃがんで見守る。
わたしだけが知ってる優しい葉山くん。
ちょっぴり特別な気がして。
みんなには秘密にしておきたい気がしてる。

