昼休み。
わたしはいつものように図書室に行くつもりでいた。
ピンポンパンポーン
「3年生の各クラス飼育委員の皆さん。理科室に集まってください。繰り返します、3年生の各クラス飼育委員……」
飼育委員……って、わたしだ。
転校して早々に行われた委員会決めで、別に希望もなかったから流れに身を任せていたら、あまりものの飼育委員になった。
確か、このクラスのもう一人の飼育委員は……
わたしは教室のすみにチラリと目をやる。
窓際一番後ろで机に突っ伏して寝ている男子。
彼の名は、葉山 光。
起きる様子のない葉山くん。
放送、きっと聞こえてない。
わたしはいつものように図書室に行くつもりでいた。
ピンポンパンポーン
「3年生の各クラス飼育委員の皆さん。理科室に集まってください。繰り返します、3年生の各クラス飼育委員……」
飼育委員……って、わたしだ。
転校して早々に行われた委員会決めで、別に希望もなかったから流れに身を任せていたら、あまりものの飼育委員になった。
確か、このクラスのもう一人の飼育委員は……
わたしは教室のすみにチラリと目をやる。
窓際一番後ろで机に突っ伏して寝ている男子。
彼の名は、葉山 光。
起きる様子のない葉山くん。
放送、きっと聞こえてない。