また顔に熱が集まる。今度こそもう私の顔は真っ赤だ。林檎みたいに、苺みたいに。多分ほんとに真っ赤。

心做しか、ゆんちゃんも少し笑っている気がする。

……ゆんちゃん絶対気づいてる。

私がずっとゆんちゃんの頭撫でてたの。それを明かさずに夢だってことにして、ゆんちゃん。私をからかって楽しんでる。

本当、もう。そんなところが。



「今日も、好き」

「はは、何急に」

「……なんか、言いたくなって」

「ふぅん、」

「……馬鹿にしないでね」

「馬鹿になんてしてないし、ていうか」



俺の方が、絶対今日も好きだからって。

少し頬を紅くしてゆんちゃんが言うから、私は堪らなくなって、その大きな胸に飛び込んだ。


今日も君が好きです。