君の前ではいい人で居たかった。
だから私は、君から、
君の好きな人の相談を
今日もただ頷きながら聞いた。
最後はいつも心がきゅーっと締め付けられるきもちになるけれど、
自分の感情を押し殺して笑うのはもう慣れた方だ。
「きっと大丈夫だよ」
そんな言葉をかけると、
「今日も聞いてくれてありがとう、
お前に相談してる時が1番落ち着く」
と君が私に微笑むから、
私は自分の気持ちに嘘をつくのをやめらなかったんだけど、
そろそろ限界かもしれない。
君がどれだけその子が大好きなのか
沢山悩んできたのか、1番よく知ってる私が
君とその子が結ばれた時、
素直に喜べそうにないから。
