「あ、あの。」 斜め後ろの子は、びっくりした顔でこっちを見た。 私は震える声で、 「わ、私、夏川春、です。 お、お友達になれたら…。」 そこまで言って、その子の手元が目に入った。 そこには、私の大好きなアニメの絵があった。 「…!!あー!!」 私はつい大きな声を出してしまった。 「こ、これ…!」 "私の推し!!" 多分今の私は、目がキラキラしていると思う。