サプライズは素直に受け取って。

p.m.6:37
『真野ちゃん、時計見て!
 時間過ぎてるから、上がっていいよー!』
と店長から肥がかかり、時計を見て終業時間だと気が付いた。
私の契約は十一時から十八時半までの勤務。

『店長~ありがとうございます。
 では、お先に失礼します。』

店長と他の従業員に帰宅の挨拶をし、ロッカールームへ向かう。
自分に割り当てられたロッカーにエプロンを戻し、コートと荷物を持ってお店を出る。

ここまでは普段と全く、変わる事のない平凡な日常。

小腹どころか、本格的に空腹の私はアルバイトの前にゆかりにお茶ではくディナーをと連絡を入れたのでスマホをチェックする。

!?
着信∞
メッセージ∞
何だこれ?と不在着信の相手を見ると、姉からと知らない番号が連なり…
メッセージの相手を見ると姉からの無料電話の嵐…

既読になったのに姉が気付いたのか、私が返信する前に着信が鳴るーーーーー。