サプライズは素直に受け取って。


ピンポーン~ピンポーン~
「はあ。どういう、神経してるの?」
ピンポーン~ピンポーン~
いたずらのように鳴り響くインターフォンの音量ボタンを下げる。
それでもしつこすぎて、仕方なくもう一度応答ボタンを押す。
『四季ちゃん!!!! 
 お願いだから、もう一度だけチャンスを下さい!!!!  
 あの人とは何もない!!!!
 嫌な思いをさせて、ごめん!!
 お願いだから、もう一度、僕の話を聞いて欲しい。
 僕は四季ちゃんが好きで一度も彼女が出来たことがないと言ったら引きますか?
 でも、それが真実です。
 お願いだから、もう一度四季ちゃんに会いたい。
 いつまでも待っているから。。。』
「・・・。」

文句を言うタイミングを逃し、彼の言葉に呆気にとられ、方針状態なる。