サプライズは素直に受け取って。

ホット烏龍茶のカップを両手で包んで持ち、ゆかりの言葉を待つ。

「私の事は良いの!
 相変わらずだよ。
 あっちは仕事が忙しいみたいで学生の頃より会う頻度が減った寂しさはあるけど。
 それもお互い様だし。」

「そっかあ。
 ゆかりはゆかりで頑張ってるんだね。
 私もゆかりと野口君におめでたい報告が出来るように、努力は、する。」

「うん!!
 もうさ、四季からしたら図々しいかな?って思うくらい甘えていいんだからね。
 四季が心落ち着く人が出会るように陰ながら見守るから!
 さっきは嫌なこと思い出させて、ごめんね。
 厳格なお姉様からの解禁も出たことだし、四季が好きになったら相手の事より自分の意思で突き進みなさいよ!
 私は24時間365日、ご相談受け付けております。」
「ありがとう。」

完璧な友人の心強い言葉を頂いて、ランチは終了となった。
(イヤリング、あるかなあ)