サプライズは素直に受け取って。

平穏無事に業務終了と共に本日は寄り道せず、帰宅をしたので休日のようにゴロゴロしている。
既に寝る準備が整ったので自室のベッドでネットサーフィンをしていたら早くも23時過ぎになっていた。
寝ようかとベッドから起き上がりライトを消そうと立ち上がると、玄関のドアが開いた音がした。
どうやら姉のご帰宅らしい。
あの日、帰宅後からも今も怖いくらいに普通の姉に少々恐怖を感じるが…スルーしている。
寝る前に姉に、おやすみなさいの挨拶くらいは言おうかと玄関へ向かうことにしたら、何やら姉が呼んでいるのでそそくさと姉の方へと向かう。

(絶対怒られると思ったのに。意外。
あ!もしかして、あの人と付き合う事になったとか~!!)
いきなり、自分がキューピッドになった気分で暖かい気持ちになる。

「四季ちゃぁ~んーいるぅ~?
 帰って来たんだけどぉ~、少し話せるかなあ~?」

怒っていない理由が見つかりほっとした私は姉の元へと向かう。

「お姉ちゃん、お帰りなさい。
 もしかして…飲んできたの?」