と、姉がケーキをテーブルに置いたタイミングで四季ちゃんの表情が花が咲いたようにパアッと明るくなった。
「わあ!
ありがとう、ございます。
とっても美味しそう!!」
!?
(ヤバい。可愛い。可愛い過ぎて許しちゃうな。)
「四季ちゃんには特別サービスしてあるからね!
今日だって、玲央に無理やり連れて来られたんでしょ?
ほんと、ストー「姉貴!!もういいから。
ありがとう。持ち場に戻っていいよ!!」
「全く。可愛げのない弟だけど根は優しいやつだからね~ふふふ~」
どうやら、先ほどの念は姉には効き目がなかったようで危ない言葉を言いそうになったので慌てて被せた。
姉にとって僕は四季ちゃんの"ストーカー"なのかと焦り、姉の言ったことを聞き流してもらえる事を祈る。

