「聞こえてる?
決まったなら呼ぶらから。」と四季ちゃんの返事の前に姉がニヤニヤしながら注文を取りに来る。
「ティラミスとロイヤルミルクティーにします。」
まさか、四季ちゃんがティラミスを頼むと思いもしなかったので目を見開いてしまった。
(もしかして、聞いてくれてた?)
聞いてないとばかり思っていたので、しつこく言い過ぎた事を反省した。
姉のニヤつきが収まる事はなく、しまいには…
「四季ちゃんと私って好みが似てるかも!
私も今の気分はティラミスとロイヤルミルクティーだもん!
すっごく、美味しいから楽しみに待っててね!」と自分をアピールし始めた。
余計な事を言うなと念を送り、姉の背中を見送った。
さて、今日こそは自己紹介しますか。

