サプライズは素直に受け取って。

ヤバい!と言わんばかりの焦り様でどう言い訳しようかこちらにも伝わってくる分かりやすい四季ちゃんのリアクション。

どうやら、僕はS要素を持ち合わせていたらしく、それだけじゃお仕置きにはならないと思いここはしっかり話し合うことに。

「自己紹介の件はすみません。
 喫茶店が余りにも素敵で。。。」

「じゃあ、僕は喫茶店に負けたってこと?」

「え!?そっそういう訳ではありません。」

「じゃあ、喫茶店の名前って何だった?」

「あっ、あれ?
 そういういえば、確認するの忘れてました。」

「じゃあ、僕の名前と喫茶店の名前、知りたいと思わない?」 

「・・・。」
まあ、ひとまずこれくらいにしておこう。

彼女にはしっかり、お灸を据えて僕なりに満足したので今からが本番。
やっと此処から彼女を連れ出し自分のテリトリーに連れて行く。
「いい加減もういいよね?
 そろそろ行くよ。」

君が勘違いをしているところから、まずは一つずつ不安材料を消しそう。
君の歩調に合わせるから、心配しないで。。。