手洗いうがいをしたら、リビングへ来いと母に言われ自分がまだ子ども扱いされている事に苦笑いをしてしまう。
彼女の職業柄なのかも知れないけど。
「玲央!
玲央ったら、聞いてる?」
今頃、四季ちゃんは何をしているのだろう、何処かで偶然でも良いから会えないか考えていたら母の話を聞いていなかった。
「あっ、ごめん。なに?」
「もお!信じられない!
だからね、4月に新しく看護師さんが入ってくれたでしょ?
そしたら、今度は事務の子が出産でね~
仕事は大変なんだけど、彼女の赤ちゃんを抱っこさせてもらったら一瞬でそんな気持ち忘れちゃったの!
だからね、玲央も頑張ってよ~
あっ!そうそう。
ちょっと待ってて。」
一方的に話て何かを取りに恐らく、自室へ向かう母を待ちながら。。。

