サプライズは素直に受け取って。

誰の時の写真かな？
う～んと悩む、わたし。
事務の方は三人体制でお二人がご結婚されていて、お二人ともお子さんがいる。
一番最近はいつだろうと過去を振り返ってみると、恐らく二年前の出来事だと思い出した。

もう、本当にやだ。
初対面から今までずっと、玲央さんは何を考えていたのだろう。
何もかも知っていて黙っていたなんて……
は！！
私、騙されてるの？
何にかは分からないけど。
　
"続けるよ？"と言ってからまた話始める玲央さん。

「その写真を見た時に、百合さんのレストランに来てた子だって直ぐに気がついた。
　それで、真野さんに"四季ちゃんにどういうしても会いたい"と言い続けて、やっと真野さんが折れて会わせてくれたけど、、、。
　ちなみに君のお姉さんのことをお姉さんの前だと、名前で呼ぶのは彼女の命令みたいなものだから。　
　苗字で呼ばれるのは他人行儀で嫌だとの理由で。」

え？
そうだったの。
お姉ちゃんってば、どんな命令してるのよ！！
聞かないと分からない真実って凄いな。
人の心を変える力が溢れている。

「あの日はごめん、なさい…
　突然の事だったって事もあって。。。」　　"余りにもあの空気感が耐えられずに逃げ帰りました。"とは言えないのでごもってしまった。
まだ、続くであろう告白とやらにそろそろ私も限界がきている。