「今日は1個だけでいいの?」
「はい!
キャラメルマキアートケーキも
食べようと思ってますけど
それは自分で頼みます。
1個分だけ、お言葉に甘えさせて頂きます!」
いくら彼がいいと言ってくれても
さすがにこの前みたいなのは申し訳ないし
でも、せっかくの申し出を
断るのも彼の気持ちを無駄にしてしまうから
と、考えた結果だ。
五十嵐陸は私の言葉に
ちょっと不満げな表情を浮かべたが
すぐに笑顔に戻って
「…うん、でもその考え方嬉しいね。
ありがとう。」
なんてお礼を言われてしまった。
「そんな、お礼を言わないといけないのは
私の方ですよ?
この前も今日も、ありがとうございます。」



