結局、五十嵐陸の押しに負けた私は
前と同じカフェの
魅力的なケーキたちが
沢山並べられたショーケースの前にいる。
本意ではなかったとはいえ、
やっぱり美味しそうなケーキを
目の前にすると
甘いものが大好きな私は
笑みを抑えることは出来ない。
「今日はどうしようかなぁ…。」
前回はチョコとチーズだったから…
「なんでも好きなの頼んで?」
「え、いいんですか…?!」
「もちろん。」
悩む私を微笑ましそうな笑顔で
見つめていた五十嵐陸は
前回同様
私にそう言った。
1度、同じ状況を経験してるから
今回もちょっとだけ甘えようと思い
「じゃあ、フルーツタルト
お願いします!」
そう素直に注文をさせてもらった。



