そっか…、そうだよね…。
こんな別世界にいるかのような人達が
どんな理由であれ、
私を大切に思ってくれて
関わろうとしてくれてるんだ。
だから、ただ素直に
ありがとう、嬉しい、
それだけでいいんだ。
「…分かりました、
ごめんなさい、ありがとうございます!!」
私は自分の中にある
自分に対しての評価を捨て去り、
これでもかと
満面の笑みを作り返事をした。
「あーー、やっぱり可愛い!!!」
すると、ギューッとさっきよりも
強い力で晴香さんに抱きしめられ、
勢い余って少しよろけた。
「ほら、晴香さん
優里愛潰れちゃうから離して。
そして早く次の現場行ってください。」
「あ、ちょ、何するのよ!
しかも、今優里愛って…」
「晴香行くわよー!」
晴香さんが再び五十嵐陸に
引き離された私の元へ来ようとした時、
晴香さんはマネージャーさんに呼ばれた。
「え?!もう?!
あー、今日はしょうがない…
ヒメちゃん今度絶対私と
お出かけしよーね!
約束!」



