「はい、時間は大丈夫なんですけど…。」
「ん?」
「私みたいな平均女子があなたといて、
それがバレたら大変なことに
なると思うんですけど…。」
いくら映画化する話の原作者だとしても
相手は超人気アイドルだし
マスコミなんかにばれたら…。
私の人生終わりじゃない?
「…この子、ほんとに無自覚なんですか?」
「…私も困ってます。」
無自覚?
田中さんと五十嵐陸がそんな会話をしたけど
全然理解できない。
「なるほどね…。
そこは心配しなくても大丈夫だよ。
俺がよく行くカフェがあるから
そこでいいかな?」
「はい。」
本人がそう言うなら大丈夫だよね。
田中さんにお礼をして
私たちはそのカフェに向かった。



