なるべく端のほうに避けて
スタッフさんと話をしに行った田中さんを待った。
「ごめんね、お待たせ!
これから顔合わせだけど、大丈夫?」
「は、はい…。」
とは自信を持って言えないけど
みんなが私の小説の為に
集まってくれるんだ…。
そう思ったらしっかししなくちゃと
なんか勇気が湧いてきた。
少し歩くと大きな部屋の前について
ここが顔合わせの場所だよと教えてもらった。
「ふぅー…。」
深呼吸をしていざ出陣!
「失礼します、原作者のヒメユリを
お連れしました。」
先に田中さんが入って、そのあとに続いた。
「は、初めましてヒメユリと申します。」
ペコリと一礼し、
顔を上げればそこには煌びやかなオーラを
纏った方々が。