「それで私は何か
しなくちゃいけないんでしょうか?」


「原作者として、もちろん原作に
忠実に脚本にしてもらってるんだけど
映画って面から少し変えたほうがいいな
ってところを監督が手を加えてるから
それでいいか読んでもらって
もちろん嫌なら嫌って言ってもらって大丈夫。
あとは、衣装とか、髪型とかユリのイメージに合わせて
作っていくから、現場に来てもらわないといけないんだよね。
学校、大丈夫?」


そっか、撮影は休日だけじゃないもんね。


「事情を話して聞いてみます。」


「うん、お願い。
もし何かあれば私も説明に行くから。」


「ありがとうございます。」


それからもっと細かいことまで聞いて
とりあえず、学校の了承を得てから
ということになった。