『・・・ん。』

「好きだもん。」

『うん。』

「でも、大好きになっちゃったんだもん!」

『知ってる。』

我慢していた涙が溢れてきた。

涙につまった「好き」っていう言葉が、溢れ出す。


「勇大くんは私の事好きになってくれた?」

ニヤっと、勇大くんの口が動いたのが見えた。

『もぅ降参だ。俺、・・・好きなのかもな。』

え?

今、なんて?

『ぶっ!!彩、なんていう面してんだよ!!』

え!!??

えぇえぇ!?!!?

「ええぇぇえええぇぇええぇぇぇ!!!!????」