「勇大くーんっ!!」

私は大きな声で呼んだ。

勇大くんはダルそうな顔をした。

『彩声でけぇよ。』

私は頭にこぶしで手をあて、

小さくたたき舌をだした。

「えへっ。だって勇大くんに会いたかったんだもーん」

『きもっ』

勇大くんはため息を漏らした。

「勇大くん、あたし、どんなに迷惑がらても諦めないからね♪」

『は?』

「勇大くん大スキなんだもんっ!!」

『彩はさ、恥を知らねぇの?』

「勇大くんも少しずつ私の事好きになってくれると嬉しいな♪」

「人の話を聞けよ」

「じゃぁね、ばいばーい」

私は大きく手をふった。

勇大くんは何かぶつぶつ言っていたケド、

そんな事は気にしない。

小さいことは気にするなって言うぢゃんね♪