運命の赤い糸

『そんな物食べている暇はないッ!!』

「お弁当は!?」

勇大くんの分も作ってないや。

昨日あんなに練習したのにィ!!

『俺が作っといた。2人分。』

あっよかったァ・・・。

賢兄はやっぱり優しいな。

あっ制服に着替えなきゃっ!!

「・・・賢兄出ッててよォ!!!」

『別にいいじゃんッ☆昔一緒におふろ入った仲じゃん。』


「よっよっよくないぃぃィ!!!」

『冗談だって。俺には彼女いるしな。』

そォ言って部屋から出て行った。

まったっく。

どんな仲だよッ!!!

おふろ入ったのなんて昔の事なんだから!





『早くしろォォ!!』

玄関から賢兄の声がした。

「ハーイ!!」

私は急いで玄関に向かった。

それにしてもお腹空いたな。