運命の赤い糸

『じゃぁさっそく弁当作りの特訓だ!!』

賢兄が腕まくりをしてニカッと笑った。

カッコいいなァ・・・。

じゃなくてッ!!!

「えぇぇぇぇぇ!!!」

さっそくですか!?

『バシバシ行くぞォ!俺はスパルタだぜッ!』

賢兄!?

キャラ違くない???

『ほらっ!すぐ準備するッ!!』

「ハイッ!」

恐ッ!!

――――1時間後―――――

『バカかぁぁぁ!!!』

「ぎょぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」


その夜、長谷川家には不気味な叫び声が響き渡ったのだった。