「帰るぞ。」

私はそっと彼の手を握った。


「勇大くん・・・。
好きだからね。」


私は聞こえないような小さな声に囁いた。


でも、勇大くんには届いていたみたい。


『そんなもん、あたりめぇだ。
俺等はいつだって以心伝心だ。
そうだろ???』

「うん!!!!」